調整ローヤルゼリーのメリット・デメリット

ローヤルゼリーの3つの加工方法

ミツバチが作り出すローヤルゼリーの加工方法には、大きく分けて「生」「乾燥」「調整」と3つの種類があります。
生ローヤルゼリーは、ほぼ加工されていなく、純度の高い乳白色のクリーム状のものを指します。
鮮度は抜群で栄養価にもすぐれていますが、劣化しやすく管理が難しいという欠点があります。
そして乾燥ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーから水分を90%以上取り除き、乾燥させて粉末状にしたものです。
持ち運びでき、生ローヤルゼリーに比べて安価なため、続けやすいという利点があります。
調整ローヤルゼリーは、上記2つのローヤルゼリーに、副材料を加えて作られたものです。
乾燥ローヤルゼリーと同じような特徴をもちつつ、他の有効成分が配合されているため、ローヤルゼリー単体よりも栄養価がすぐれている場合もあります。
この記事では、調整ローヤルゼリーの特徴や、そのメリット・デメリットについてご紹介します。

調整ローヤルゼリーとは

「調整ローヤルゼリー」とは、生や乾燥ローヤルゼリーを植物性油脂などで加工したものを指します。
甘味料や調整剤が加えられているため、生ローヤルゼリー独特の酸味やにおいが調整され、摂取しやすくなっているのが大きな特徴です。
また、保存性を高めるために酸化防止剤や保存料が使われている場合もあります。

なお、調整ローヤルゼリーと表示するためには、基準が設けられています。
生ローヤルゼリーに換算した場合、全体の1/6以上の量のローヤルゼリーが含まれている必要があります。
また、全国ローヤルゼリー公正取引協会の定める公正マーク審査では、特有成分である「デセン酸(10-ハイドロキシ-δ-2-デセン酸)」の配合量が0.18%以上であることと決められています。
生や乾燥ローヤルゼリーと比較すると、特有の栄養価が低くなっているのが特徴です。
とはいえ、ローヤルゼリーには含まれていない、さまざまな成分を配合したり付加したりしています。
そのため多くの栄養素を一度に摂れたり、特定の効果に応じた選び方ができたりするわけです。

調整ローヤルゼリーのメリットとは

調整ローヤルゼリーのメリットは大きく2つ挙げられます。
一つ目のメリットは、生タイプや乾燥タイプの製品より安価で購入できる点です。
調整ローヤルゼリーは、生ローヤルゼリーと添加物や栄養成分などを混ぜ合わせて作られます。
生ローヤルゼリーの含有量が抑えられるために、一般的に価格も安くなるのです。ローヤルゼリーの割合が低いためローヤルゼリーに含まれている特有の栄養素は少なくなってしまいますが、その代わり他の栄養分を人工的に配合しています。
調整ローヤルゼリーすべてが生ローヤルゼリーよりも質が劣っているとは限らず、目的に合った商品を探しやすくなるのもメリットといえるでしょう。

二つ目のメリットは、味が調整されていて飲みやすい点が挙げられます。
乳糖やハチミツといった甘味料が加えられるため、乾燥タイプ以上に飲みやすいといわれています。
生ローヤルゼリーは栄養価にすぐれていますが、新鮮なだけに強い酸味や独特の匂いがあるため、食べにくいというデメリットがあります。
それを解消するために、多くの調整ローヤルゼリーには副材料が加えられていて、ドリンクタイプだけでなく粉末タイプであっても摂りやすい工夫が施されているのです。
生ローヤルゼリーの酸味やにおいが苦手という人は、摂りやすいようにアレンジされた調整ローヤルゼリーを試してみるのもよいでしょう。

調整ローヤルゼリーのデメリットとは

一方のデメリットは、飲みやすく調整した分、ローヤルゼリーの含有量が下がってしまう点が挙げられます。
そのため、ローヤルゼリーそのものから得られる栄養価が少なくなってしまうわけです。
ローヤルゼリーの割合が少なくなる影響は、特有成分であるデセン酸の含有量にも及びます。
ローヤルゼリーの表示に関する規約によると、デセン酸の含有量の基準値は、生タイプでは1.4%以上、乾燥タイプでは3.5%以上と定められています。
それに対し、調整タイプでは0.18%以上であるため、他のタイプに比べてかなり低くなる結果になります。
飲みやすくて安価である点を優先するか、飲みにくくても高価である分、特有成分も多く含まれている特徴を優先するかは、個人の判断に任されるでしょう。
それぞれのメリット・デメリットを考慮して、納得できるものを選ぶのがおすすめの方法といえます。